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FXの経済指標カレンダーの使い方|時刻設定・重要度の見かたと選び方

相場分析・経済指標

経済指標の意味を勉強しても、実際の取引で使うには「いつ発表されるのか」を毎日把握しておく必要があります。そこで使うのが経済指標カレンダーです。多くのFX会社や情報サイトが無料で公開しており、発表予定の日時、指標名、重要度、前回の数値、市場予想、そして発表後の結果が一覧で並びます。

ただし、経済指標カレンダーは開いただけでは役に立ちません。表示している時刻がどこの時間なのか、重要度のマークが何を基準にしているのか、予想値がどこから来ているのかを理解して初めて使える道具になります。この記事では、指標そのものの解説ではなく、経済指標カレンダーというツールの使い方に絞って整理します。

ナビ助
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カレンダーは「見る」んじゃなくて「設定して使う」道具だよ。まずは時間の設定から確認していこう!

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経済指標カレンダーに載っている項目

サービスによって並び順や名称は違いますが、載っている情報はおおむね共通しています。

項目 内容
発表日時 指標が公表される日付と時刻
国・地域 どの国の指標か(国旗などで表示されることが多い)
指標名 雇用統計、消費者物価指数などの名称
重要度 星の数や色分けで示される、値動きへの影響度の目安
前回値 前回の発表で公表された数値
予想値 市場参加者の予想を集計した数値
結果 発表後に表示される実際の数値

このうち、取引の判断に直結するのが「発表日時」「重要度」「予想値と結果の差」の3つです。順番に見ていきます。

なお、それぞれの指標が何を表しているのかを基礎から押さえておきたい方は、経済指標の読み方を解説した本を1冊手元に置いておくと、カレンダーの項目名を見たときに内容を思い出しやすくなります。

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最初に確認するのは時刻の設定

表示されている時刻はどこの時間か

海外のサービスを使う場合、初期設定では現地時間や協定世界時で表示されていることがあります。日本時間になっているかを最初に確認してください。表示時刻の設定は、カレンダー画面の上部やアイコンから変更できるようになっているのが一般的です。ここを間違えると、発表時刻を数時間ずらして把握してしまいます。

サマータイムで1時間ずれる

米国や欧州には夏時間(サマータイム)があり、切り替わると日本時間での発表時刻が1時間前倒しになります。米国の夏時間は3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までとされており、この期間とそれ以外で時刻が変わります。

分かりやすい例が米国の雇用統計です。原則として毎月第1金曜日に発表され、米国夏時間なら日本時間21時30分、冬時間なら日本時間22時30分が発表時刻とされています。カレンダーは自動で切り替えてくれることがほとんどですが、切り替わりの週は自分でも意識しておくと安心です。

時刻が確定していない指標もある

すべての指標に正確な発表時刻が設定されているわけではありません。国によっては日付だけが決まっていて時刻が幅を持つものや、要人発言のように予定が直前に決まるものもあります。カレンダー上で時刻が空欄や「未定」になっている項目は、その日のうちに突然発表される可能性があると考えておいてください。

ポイント

時刻まわりで確認する3点:①表示が日本時間になっているか ②夏時間・冬時間の切り替え週かどうか ③時刻未定の項目が入っていないか。この3つを押さえておけば、発表に不意打ちされる場面はかなり減ります。

重要度マークの見かた

基準はサービスごとに違う

重要度は、星3つ・星2つといった表示や、赤・黄・青といった色分けで示されます。ここで注意したいのは、この重要度の付け方に業界共通の基準があるわけではないという点です。同じ指標でも、サービスAでは最高ランク、サービスBでは中程度、ということが起こります。

複数のサービスを見比べて、自分が取引する通貨ペアで実際に値が動いた指標を確認していくと、自分にとっての重要度が見えてきます。カレンダーのマークは出発点であって、最終的な判断基準ではありません。

影響が大きいとされる指標の分類

重要度が高く扱われる指標は、大きく4つの分野に分けられます。雇用に関するもの、物価に関するもの、景気に関するもの、そして金融政策に関するものです。中央銀行の政策金利の決定や、その後の記者会見は、多くのサービスで最高ランクの重要度が付けられます。

自分の通貨ペアに関係する国だけ絞る

カレンダーには世界中の指標が並ぶため、そのままでは項目が多すぎます。多くのサービスには国や重要度で絞り込むフィルター機能があるので、取引する通貨ペアに関係する国と、重要度が高いものだけを表示するように設定します。米ドル/円を取引しているなら、米国と日本に絞るだけで一覧はかなり見やすくなります。

ナビ助
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星の数はサイト共通の基準じゃないんだ。自分の通貨ペアで実際に動いた指標をメモしていくと、自分専用の重要度リストができるんだ!

前回値・予想値・結果の3つをどう見るか

動くきっかけは予想との差

発表された数値が良かったから買われる、悪かったから売られる、という単純な関係ではありません。市場は発表前の時点で予想値をある程度織り込んでいるとされ、値動きにつながるのは予想と結果のずれだと説明されることが多くなっています。予想どおりの数値なら、大きく動かないこともあります。

ただし、これも常に当てはまるわけではありません。同時に発表される他の項目の内容や、その時点の相場の地合いによって、数値の良し悪しと逆方向に動くこともあります。カレンダーの数字だけで方向を決められるものではない、という前提で使ってください。

改定値・速報値の区別

指標によっては、速報値・改定値・確報値と複数回にわたって発表されるものがあります。カレンダーには指標名の後ろに「速報値」「改定値」と付記されることが多いので、どの段階の発表なのかを確認してください。一般に、最初に出る速報値のほうが注目されやすいとされています。

数値の見方は指標ごとに違う

前月比なのか前年同月比なのか、季節調整済みかどうかで、同じ指標でも数値の意味が変わります。カレンダーの項目名をクリックすると、その指標の説明ページに飛べるサービスもあります。外為どっとコムの経済指標用語解説のように、指標ごとの説明をまとめたページを併用すると理解が進みます。

主な経済指標カレンダーと使い分け

記事執筆時点で確認できる、日本語で使える主なカレンダーを挙げます。どれが優れているというものではなく、表示のしかたや付帯情報が違うため、自分が見やすいものを選ぶのがおすすめです。掲載内容は変更されることがあるため、詳細は各サイトでご確認ください。

サービス 特徴
外為どっとコム 経済指標カレンダー FX会社が提供。指標の用語解説ページが併設されている
みんかぶFX 経済指標カレンダー 指標ごとの個別ページがあり、過去の推移を確認しやすい
羊飼いのFXブログ 経済指標 週間の予定と、発表に関する解説が併せて掲載される

このほか、多くのFX会社が自社の取引ツールの中にカレンダーを組み込んでいます。取引画面から離れずに確認できるという利点があるため、口座を持っている会社のツールにカレンダー機能があるかを確認してみてください。

複数を併用する意味

重要度の基準がサービスごとに違うため、ひとつだけを見ていると、別のサービスでは重要とされている指標を見落とすことがあります。普段使うものを1つ決めたうえで、週の予定を確認するときだけ別のサービスも開く、という使い方が現実的です。

注意

カレンダーの予定は変更されることがあります。特に政府機関の都合で発表が延期されるケースや、緊急の政策発表が予定外に行われるケースもあるため、カレンダーに載っていない発表が起きる可能性も想定しておいてください。

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カレンダーを使う日課の作り方

週末:翌週の予定を確認する

週末に翌週分のカレンダーを開き、重要度の高い発表がある日と時刻を書き出します。この作業で、週のどこにポジションを持ちにくい時間帯があるかが分かります。ポジションを持ち越す手法なら、この確認は特に重要です。

書き出す先は、普段使っている手帳の週間ページにしておくと、仕事や家の予定と一緒に目に入るので見落としにくくなります。

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取引前:当日の発表予定を見る

取引を始める前に、その日の残りの時間に何が発表されるかを確認します。数時間以内に重要度の高い発表があるなら、その前に新規の取引を入れるかどうかを判断できます。

発表前:ポジションをどうするか決めておく

発表の直前になってから考えると、判断が慌ただしくなります。「重要度の高い発表の◯分前には新規の取引をしない」「持っているポジションは減らす」といった扱いを、あらかじめ自分のルールに書いておくと迷いません。

ナビ助
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週末に翌週の予定をメモしておくだけで、平日の「うっかり指標にぶつかった」がかなり減るよ!

発表前後に起きやすいこと

スプレッドが広がる

重要度の高い指標の発表前後は、取引が一時的に薄くなったり注文が殺到したりすることで、売値と買値の差であるスプレッドが普段より広がることがあります。多くのFX会社は、指標発表時のスプレッドを原則固定の対象外としています。具体的な扱いは会社ごとに異なるため、利用中の会社の公式サイトでご確認ください。

注文した価格で成立しないことがある

値が飛ぶように動く場面では、注文した価格と実際に成立した価格がずれることがあります。逆指値の損切り注文も、想定した価格より不利な水準で成立する可能性があります。発表をまたいでポジションを持つ場合は、この点を織り込んでおく必要があります。

発表直後に方向が反転することもある

発表直後に一方向へ大きく動いた後、短時間で戻す動きが出ることもあります。数字を見て慌てて追いかけると、戻す動きに巻き込まれる可能性があります。指標発表に合わせた取引は、値動きが速く損失が大きくなりやすい場面であることを踏まえて判断してください。

よくある質問

経済指標カレンダーは無料で使えますか。

この記事で挙げたものを含め、日本語の主要なカレンダーは無料で公開されています。FX会社が提供しているものは、口座を持っていなくても閲覧できる場合が多くなっています。ただし、取引ツール内のカレンダーは口座開設が前提になることがあるため、利用条件は各社の公式サイトでご確認ください。

重要度が低い指標は見なくていいですか。

取引スタイルによります。数分から数十分で決済するような短い取引では、重要度が中程度の指標でも値動きの影響を受けることがあります。まずは重要度の高いものだけに絞り、実際に値が動いた指標があれば自分のリストに追加していく進め方が分かりやすいでしょう。

リストは、指標名・発表日・予想値と結果・そのとき動いた値幅をノートに1行ずつ書き足していくだけでも、数か月たつと自分にとっての重要度がはっきりしてきます。

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予想値はどこから来ているのですか。

市場関係者の予想を集計したものが使われますが、集計元はサービスによって異なります。そのため、同じ指標でもサービス間で予想値が微妙に違うことがあります。数値が大きく食い違う場合は、集計元や更新のタイミングが違う可能性を考えてください。

スマートフォンでも確認できますか。

主要なサービスはスマートフォンの画面にも対応しており、FX会社のアプリにカレンダーが組み込まれていることもあります。発表前に通知を受け取れる機能を備えたサービスもあるため、外出中でも確認したい場合は通知設定の有無を見てみてください。

指標発表を狙って取引するのはどうですか。

値動きが大きくなりやすい一方で、スプレッドの拡大や約定価格のずれが起きやすい場面でもあります。損失が想定より大きくなる可能性があるため、取引数量を普段より抑える、あるいは発表をまたがないという判断も含めて、事前にルールを決めておくことをおすすめします。

カレンダーの結果は速報ですか。

サービスによって反映のタイミングに差があります。取引の判断に使う場合は、反映が早いサービスや、取引ツール内の表示を併用するほうが確実です。数値が更新されるまでの時間差があることは、あらかじめ想定しておいてください。

まとめ

経済指標カレンダーを使いこなす第一歩は、時刻の設定です。日本時間になっているか、夏時間と冬時間の切り替え週ではないか、時刻未定の項目がないかを確認します。米国の雇用統計のように、夏時間で日本時間21時30分、冬時間で22時30分と1時間ずれる指標があります。

重要度のマークはサービス共通の基準ではないため、出発点として使いつつ、自分の通貨ペアで実際に動いた指標を記録して、自分なりのリストを育てていきます。国と重要度で絞り込む設定をしておけば、一覧はぐっと見やすくなります。

そして、週末に翌週の予定を確認し、取引前に当日の予定を見て、発表前のポジションの扱いを事前に決めておく。この日課ができれば、カレンダーは値動きに振り回されないための道具になります。

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まずはブックマークして、国と重要度のフィルターをかけるところから!それだけで使いやすさが全然違うよ。

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