当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています

FXのストキャスティクスとは?設定値の意味と使い方をやさしく解説

テクニカル分析

ストキャスティクスは、チャートの下部に2本のラインが表示されるオシレーター系のテクニカル指標です。RSIと並んで「買われすぎ・売られすぎ」を見る指標として知られていますが、設定欄に3つの数字が並んでいて、何をどう変えればよいのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ストキャスティクスが何を計算しているのか、3つの設定値がそれぞれ何を意味するのか、そしてどんな相場で機能しにくいのかを整理します。数式も出てきますが、意味を追えば難しいものではありません。なお、どの設定にしても外れる場面は存在します。そこを前提に読み進めてください。

ナビ助
ナビ助
設定欄の「5・3・3」みたいな数字、なんとなく初期値のまま使ってる人が多いんだよね。それぞれ意味があるから、順番に見ていこう!

🐧 ナビ助のおすすめ

  • ✅ 業界最狭水準のスプレッド
  • ✅ 1,000通貨から取引OK
  • ✅ 豊富な通貨ペア(54種類)
  • ✅ 新規口座開設キャンペーン実施中
無料で口座開設する

ストキャスティクスは何を計算しているのか

ストキャスティクスは、直近の一定期間の値幅の中で、今の終値がどのあたりに位置しているかを0〜100の数値に変換した指標です。米国のジョージ・レーン氏が考案したとされています。

%Kの計算式

基本となる%Kの計算式は次の通りです。

%Kの計算式

%K =(当日の終値 − 過去n期間の最安値)÷(過去n期間の最高値 − 過去n期間の最安値)× 100

実際に数字を入れてみます。期間を5とし、直近5本の最高値が150.00円、最安値が149.00円、現在の終値が149.70円だとします。

(149.70 − 149.00)÷(150.00 − 149.00)× 100 =(0.70 ÷ 1.00)× 100 = 70

この場合、%Kは70になります。値幅1円の中で、終値が下から7割の位置にあるということを表しています。終値が期間中の最高値と同じなら100、最安値と同じなら0になります。

計算式の意味をつかむには、実際のチャートから高値・安値を拾って電卓で一度計算してみるのが近道です。

関連商品をCheck!!👉 「電卓」を見る
Amazon 楽天

%DとSlow%D

%Kだけでは動きが細かすぎて見づらいため、これをならしたラインが加えられます。%Dは、%Kの計算に使う分子と分母をそれぞれm期間分合計してから割ったものです。実務上は「%Kを平均してなめらかにしたライン」と理解して差し支えありません。

さらに%Dをもう一度平均したものがSlow%Dです。この3本のうち、どの2本を表示するかで呼び方が変わります。

種類 表示される2本 特徴
ファストストキャスティクス %K と %D 反応が早い。細かく上下しやすい
スローストキャスティクス %D と Slow%D 反応は遅いが、動きが落ち着いて見やすい

一般には、ファストは動きが細かくシグナルが多く出るぶん外れも多くなりやすく、スローは動きが穏やかでシグナルが遅れやすいという関係にあります。どちらが優れているというものではなく、性質の違いです。

ナビ助
ナビ助
%Kは生データ、%Dはそれをならしたもの、Slow%Dはもう一回ならしたもの。ならすほど反応は鈍くなるけど、そのぶん落ち着いて見えるんだ。

3つの設定値がそれぞれ意味するもの

MT4やMT5のストキャスティクス設定欄には、%K期間・%D期間・スローイングという3つの項目があります。

%K期間

最高値と最安値を探す期間の長さです。5なら直近5本のローソク足、14なら直近14本の中から高値と安値を取り出します。数字を小さくするほど反応が早く、大きくするほどゆっくりした動きになります。

%D期間

%Kをならすときの平均期間です。3に設定すると、直近3本ぶんでならしたラインになります。

スローイング

さらにもう一段階ならす期間です。この値を1にするとファストストキャスティクス、2以上にするとスローストキャスティクスの表示になります。MT4・MT5の初期設定は%K期間5・%D期間3・スローイング3で、この組み合わせはスローストキャスティクスにあたります。

よく使われる設定の例

(5, 3, 3)… 反応が早く、短い時間足で使われることが多い設定
(9, 3, 3)… 中間的な反応。日足や4時間足でも使われる
(14, 3, 3)… ゆっくりした反応。長めの時間軸向け
いずれも「多くの参加者が使っている値」であることに意味があります。この設定なら結果が出るという性質のものではありません。

ストキャスティクスやRSIなどオシレーター系の指標を体系的に確認したい方は、テクニカル分析の入門書を1冊手元に置いておくと、設定値の意味を見返しやすくなります。

関連商品をCheck!!👉 「テクニカル分析の本」を見る
Amazon 楽天

基本的な見方

80と20の水準

一般的に、80以上を買われすぎ、20以下を売られすぎの目安とする使い方が知られています。より厳しく見る場合は70と30を目安にすることもあります。ただし、この水準に達したからといって、価格がすぐ反転するとは限りません。

2本のラインの交差

反応の早いラインが遅いラインを下から上に抜けた形を買いのシグナル、上から下に抜けた形を売りのシグナルとして見る使い方があります。売られすぎの領域で上向きに交差した場面を重視する、といった条件の付け方をすることもあります。

ダイバージェンス

価格は高値を切り上げているのに、ストキャスティクスは高値を切り下げている、という食い違いをダイバージェンスと呼びます。上昇の勢いが弱まっている可能性を示すサインとして扱われますが、食い違いが出てからも価格が上がり続けることは珍しくありません。単独の根拠にするには弱い材料です。

ナビ助
ナビ助
「80超えたから売り」って単純にやると、強い上昇相場でめちゃくちゃ痛い目を見るんだ。次の項目、けっこう大事だよ。

ストキャスティクスが機能しにくい場面

強いトレンドが出ているとき

最も注意したいのがこの場面です。一方向に強く動く相場では、終値が毎回その期間の高値付近で引けるため、%Kが80や90の水準に張り付いたまま、価格だけが上がり続ける状態になります。この状態は「高止まり」と呼ばれ、買われすぎのシグナルを根拠に売り向かうと、損失が拡大しやすくなります。

ストキャスティクスは値幅の中の位置を測る指標であり、その値幅自体が動いていく相場では判断材料になりにくい、という構造上の限界があります。

値動きが極端に小さいとき

計算式の分母は「期間中の最高値 − 最安値」です。値動きがほとんどない時間帯では分母が非常に小さくなり、わずかな価格変動で%Kが0から100へ大きく振れることがあります。取引参加者の少ない時間帯では、この振れに意味がないことも多くなります。

重要な発表の前後

経済指標の発表直後は、それまでの値幅を一気に超える動きが出ることがあります。指標の計算が追いつかず、シグナルが出た時点ではすでに価格が大きく離れている、という事態が起こりえます。

注意

ストキャスティクスに限らず、テクニカル指標はすべて過去の価格から計算されるものです。将来の値動きを保証する仕組みではなく、どの設定にしても外れる場面があります。エントリーの根拠として使う場合も、損切り注文の設定をあわせて行ってください。FXは価格変動により損失が生じる可能性がある取引です。

他の指標と組み合わせるという考え方

ストキャスティクスの弱点が「トレンド相場」にあることが分かれば、対処の方向性も見えてきます。相場の方向を判断する指標と組み合わせて、トレンドが出ていないと判断できる場面に限ってストキャスティクスを使う、あるいはトレンドの方向と一致するシグナルだけを採用する、といった絞り込みです。

組み合わせの候補としては、移動平均線の向きで方向を確認する方法、水平線を引いて過去に反発した価格帯を把握しておく方法などがあります。ストキャスティクスの詳しい定義や表示例については、OANDA証券の解説ページや楽天証券のツールヘルプでも確認できます。

ナビ助
ナビ助
「使う場面を絞る」って地味だけど効くんだ。得意な相場でだけ出番を作ってあげるイメージだよ!

🐧 ナビ助のおすすめ

  • ✅ 業界最狭水準のスプレッド
  • ✅ 1,000通貨から取引OK
  • ✅ 豊富な通貨ペア(54種類)
  • ✅ 新規口座開設キャンペーン実施中
無料で口座開設する

初心者がつまずきやすいポイント

シグナルが出るたびに取引してしまう

ストキャスティクスは2本のラインが頻繁に交差するため、シグナルの数がかなり多くなります。特にファストの設定や短い時間足では、1時間の間に何度も交差することもあります。すべてに反応していると取引回数が増え、スプレッドの負担も積み上がります。

対処としては、「20以下で上向きに交差したときだけ」のように条件を絞る方法があります。条件を厳しくすると取引機会は減りますが、根拠のはっきりした場面だけを選べるようになります。

絞り込んだ条件はノートに書き出しておき、取引のたびに当てはまったかどうかを記録すると、条件の見直しがしやすくなります。

関連商品をCheck!!👉 「トレードノート」を見る
Amazon 楽天

買われすぎと売られすぎを反転の合図だと思い込む

80という数値は「反転する」ではなく「期間中の値幅の上のほうに終値がある」という事実を示しているだけです。上昇が続いている相場なら、その状態が続くのはむしろ自然です。数値の意味を計算式から理解しておくと、この思い込みを避けやすくなります。

時間足をまたいで判断してしまう

日足のストキャスティクスが売られすぎだからといって、5分足でエントリーするのは根拠として噛み合いません。日足の1本が確定するまでには丸一日かかるため、その間に5分足では何十本ものローソク足が動きます。判断に使う時間足と、実際に取引する時間足はそろえるか、役割をはっきり分けておく必要があります。

時間足ごとの使い方の目安

ストキャスティクスは時間足を選ばず表示できますが、時間足によって使い勝手が変わります。おおまかな傾向を整理します。

時間足 傾向 気をつけたい点
1分足・5分足 シグナルが非常に多く出る 値動きの小さい時間帯は数値が意味なく振れやすい
15分足・1時間足 シグナルの数と落ち着きのバランスが取りやすい 指標発表の時間帯は急変に注意
4時間足・日足 シグナルは少ないが、動きが読み取りやすい 1本確定までの待ち時間が長い

どの時間足でも、値動きの参加者が少ない時間帯は分母が小さくなり、数値が不安定になりやすい点は共通しています。取引が活発な時間帯に絞って使うだけでも、判断の精度は変わってきます。

ストキャスティクスに関するよくある質問

Q. RSIとストキャスティクス、どちらを使えばよいですか?

A. どちらも一定期間の中での価格の位置を見る指標で、性質が近いため両方を同時に表示しても情報はあまり増えません。ストキャスティクスは2本のラインの交差というシグナルがある点、RSIは1本で分かりやすい点が違いです。どちらか片方を選ぶ形が扱いやすいでしょう。

Q. 設定値は自分に合わせて変えたほうがよいですか?

A. まずは初期値で使い、値動きに対する反応の仕方を理解してから調整するのが順序として無理がありません。過去チャートに合わせて細かく変えすぎると、その期間にだけうまく合った設定になってしまうことがあります。

Q. ファストとスローはどう使い分けますか?

A. シグナルの数を多く取りたいならファスト、外れを減らしたいならスロー、という方向性になります。ただしスローはシグナルが遅れるため、値動きの一部を取り逃がすことになります。どちらにも一長一短があります。

Q. 80以上になったら必ず下がりますか?

A. そうとは限りません。強い上昇局面では80以上に張り付いたまま上昇が続くことがあります。この水準は「行きすぎている可能性がある」という目安であり、反転を約束するものではありません。

Q. どの時間足で使うのがよいですか?

A. 自分が取引する時間軸に合わせるのが基本です。数分で決済するなら1分足や5分足、数日持つなら4時間足や日足が対応します。複数の時間足で見て、方向がそろっている場面に絞るという使い方もあります。

Q. スマホアプリでも使えますか?

A. 国内FX会社のスマホアプリの多くはストキャスティクスに対応していますが、設定値を変更できる範囲や表示できる本数はアプリごとに異なります。対応状況は各社の公式サイトでご確認ください。

まとめ

ストキャスティクスは、直近の値幅の中で終値がどこにあるかを0〜100で表す指標です。%K期間で値幅を測る長さを決め、%D期間とスローイングでどれだけなめらかにするかを決めます。MT4・MT5の初期値である(5, 3, 3)はスローストキャスティクスにあたります。

使い方の中心は、80・20といった水準の確認と、2本のラインの交差です。ただし、値幅そのものが移動していく強いトレンド相場では、高い水準や低い水準に張り付いたまま価格が進み続けることがあります。この性質を理解せずに逆張りすると、損失が膨らむ原因になります。

どの設定にしても外れる場面は存在します。相場の状態を判断する材料と組み合わせて使う場面を絞り、損切りの水準をあらかじめ決めたうえで取り入れていくことをおすすめします。

📦 この記事で紹介した商品

👉 「電卓」を見る
Amazon 楽天

👉 「テクニカル分析の本」を見る
Amazon 楽天

👉 「トレードノート」を見る
Amazon 楽天

🐧 ナビ助のおすすめ

  • ✅ 業界最狭水準のスプレッド
  • ✅ 1,000通貨から取引OK
  • ✅ 豊富な通貨ペア(54種類)
  • ✅ 新規口座開設キャンペーン実施中
無料で口座開設する
タイトルとURLをコピーしました